器材について
ダイビングの器材を考えよう [ 2003/07 ]

ライセンスも取ったし、さぁやるぞ〜!
と思い立った人、ちょっと待ってください。ダイビングでは多くの器材を利用します。それらの器材は大抵のダイビングショップにはレンタルも行っていますので必ずしも全て買い揃える必要もありません。
しかし毎回すべてレンタルしているとレンタル代もバカになりませんし、やっぱり命に関わる器材ですから、コンディションやクセを把握したマイ・器材を利用した方がストレス無くダイビングを楽しめるともいえます。
もちろんいきなり全部買う必要はありません。自分のスキルに沿って少しづつ選んでいきましょう。器材は数多くのメーカーから多様なモデルが出ています。レンタルする時もどこのメーカーでどんな使い心地だったかメモっておくのも良いかもしれません。自分の体にフィットした使い慣れた機材を使うことが安全で楽しいダイビングを行う秘訣かもしれません。ここでは何かと話題に上るダイビング器材について考えてみましょう。
※ダイビングショップによってはベラボーな価格で販売しているところもあります。注意してください。これは私の個人的な考えなのですが、量販店で安く販売されている器材でも、なんら不具合はありません。
絶対欲しいね(入門)
・マスク
・シュノーケル
・フィン
・ブーツ
・グローブ
・メッシュバッグ
ダイビングの基本三点セットと呼ばれるものが「マスク」、「シュノーケル」、「フィン」の3つです。これはダイビングをしない時も海遊びに利用できるので、最初に購入することをおすすめします。それ以外にも「ブーツ」、「グローブ」、「メッシュバッグ(それら器材を入れるバッグ)」などは自分に合う、合わないがあるので購入した方が良いでしょう。上記6点セットは器材量販店で\30,000〜\50,000で買えます。最初はそんなに高いものは必要ないと思います。
なお、視力の悪い人は度付きのレンズを入れることが可能です。レンズは1枚\5,000 ほどですので、ちょっと痛手ですね。使い捨てのソフトコンタクトレンズならばダイビングで利用している人も多いので、それを利用するもの良いかもしれません。(私は度付きレンズを使いました)
TAZの三点セット
あるといいよね(初級)
・ダイビングナイフ (\5,000 〜)
水中にはさまざまなものがあります。なかには切れた釣り糸や漁で使用した大きな網などが漂っている場合もあり、これらに引っかかると危険です。このような時は、ダイビングナイフで切ります。誤って使うとケガをするので、扱いはくれぐれも注意しましょう。

・水中ノート (\2,000 〜)
水の中でも使用できる特殊な素材でできたノートです。会話のできない水中では、ガイドや他のダイバーとの会話は、水中ノートの筆談で行います。また、出会った生物などをメモしておけば、ダイビングの後、ログブックに記入したり、生物を調べるときにも便利です。

・水中ライト (\2,000 〜)
暗い中で潜るナイトダイビングや、洞窟の中を探検するケープダイビングには必携です。また、日中のダイビングでも、岩の間や洞窟の中を覗くときに便利です。透明度の低い水の中でダイビングをする時に、ガイドや他のダイバーに光で合図を送るなどの利用法もあります
いつかは欲しいね(中級)
・ウエットスーツ (\20,000 〜)
スーツは体型によりかなり個人差が生じます。大きすぎたり小さすぎるとストレスも溜まりやすいし、水の流動により体温も奪われやすいなどのデメリットがあります。どうせ作るならいっそオーダーメイドしてしまいましょう。生地や採寸の有無などで結構価格は変わってきます(内側はスベスベな生地がオススメです)。デザインは飽きのこないものが良いと思います。 また、水中では誰が誰だか分からなくなりやすいので、目立つデザインが良いかもしれません。

・BCD(浮力調整期) (\60,000 〜)
水中での浮力を司る器材です。浮力(ボイランシー)、操作(コントロール)、装置(デバイス)の頭文字を取り「BCD」と名付けられたもので、一般的には「ビーシー」と呼ばれています。空気タンクを背負って使用するベストのような形のものが主流です。 私はイタリアはマレス社の[ Diamante ]をチョイス。これはエアトリムと呼ばれる機構を備えており、これはエアーの給排気を左の腰の部分に備え付けてある装置で行うという画期的なデバイスを実装しています。これがあれば水中でいちいちインフレーターホースを探す必要が無く便利です。

・レギュレータ(\30,000 〜)
・オクトパス(\10,000 〜)
・ゲージ(\20,000 〜)

タンク内の高圧空気を人間が吸える状態にしてくれるのがレギュレータです。BCDと並んで命に関わる最も重要な器材の一つなので信頼のおけるものを選びましょう。予備のレギュレータはオクトパスと呼び、通常は目立つように黄色にカラーリングされています(緊急時に使うから)。タンク内の残存空気圧や水深計、方位コンパスなどをまとめてゲージと呼びます。私はレギュレータの1st ステージにマレス社の[ V-16j ]、2nd ステージに[ Orbiter ] を、ゲージにスント社の[ CB-301 ]を、オクトパスに TUSA社の[ SS-10 ] をチョイスしました。

・ダイブコンピュータ(\30,000 〜)
ダイビングしている際に、水深や潜水時間、水温を表示します。さらに、ダイバー個々の無減圧でダイビングできる時間を計算し表示します。残圧計やダイバーズウォッチに組み込まれたタイプのものもあります。私はスント社の[ SPIDER ] を選びました。このダイコン(ダイビング・コンピュータを概してこう呼びます)は普段から腕時計としても利用できるデザインをしており、個人的にはとてもカッチョええと思っています。
地域やショップによってはダイコンの使用を義務付けている場合もあるので、今後はさらに重要なアイテムとして認知されていくかもしれません。
TAZの重器材セット
余裕ができたら欲しいね(上級)
・水中カメラ(\30,000 〜)
その楽しさを覚えてしまったら、もうカメラの無いダイビングは退屈に感じてしまうでしょう!
水中撮影には大きく別けて二つの方法があります。地上で使うカメラをハウジングと呼ばれる防水・防圧のケースに入れて使用する方法と、水中撮影用のカメラを使用する方法です。
基本的には陸上で撮影するノウハウはそのまま利用できます。しかし水中では体の固定が難しく、また絶対的な光量も不足していますから始めは悪戦苦闘するかもしれません。初心者にもオススメなのがデジカメです。水中でも液晶モニターを見ながら操作するので露出やピントの調整がしやすく、またメモリーが許す限り何枚でも撮り直しも可能なので初心者には適していると言えるでしょう。画像をパソコンに取り込めば、修正も思いのままです。
私ははキヤノン社のデジカメ[ PowerShotS50 ]と専用ハウジングを利用しています。簡単オートからフルマニュアル撮影まで500万画素高画質でこなすニクイ奴!
※水中カメラについては「デジカメ水中撮影」にも詳しく記載してあります。

・水中ビデオ(\200,000 〜)
市販されているビデオカメラを専用のハウジングに入れて水中で撮影します。たたた高いッス!!ハウジングだけでも10万円以上するので、ビデオカメラも買うと一体いくらになるのでしょう?しかも器材は重いので腕に自信が無いと近づけない雰囲気があります。いつかはチャレンジしたいものです。

・ドライスーツ(\50,000 〜)
ウエットスーツが水中で水がスーツの中まで浸水してくるのに対し、ドライスーツは気密性が完璧なのでインナーは濡れません。寒い時期のウエアーと思われそうですが、伊豆などを潜るのであればウエットスーツよりも活躍する期間は長いので、定期的に潜る予定の人には必須です。

TAZの撮影機材セット
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