ダイビングって?
ダイビングは非日常への入り口。 [ 2003/07 ]

人からは「危ないんじゃないの?」とか、「私、水が嫌いだから」など諸々の理由で自らその快感への扉を閉じてしまう声をよく聞く。実にもったいないと思う。そーいう人にはそれ以上ダイビングの話は一切しないようにしている。こんなに楽しいもの、いちいち他人に説明して回るのが面倒である。乗り気じゃない人を説得するほど私はお人好しではないのです。

しかし、やってみたい!と興味を持ってくれる人に対しては、最大限の助言とアドバイスをするように心がけている。勇気を出して新しい扉を開こうとしている人の背中を押す為の労は惜しまない。ダイビングはやってみたいけど、周りにやっている人がいないからキッカケがつかみにくいという声はよく聞く。そーいう人とはぜひ一緒にダイビングライフを共にしたいと思う。
ダイビングの何がオモシロイんだろうか。重い器材を背負い、器材の後片付けも面倒くさい。非常にネガティブな事例もたくさん思いつくのだが、それらを軽〜く帳消しにできるぐらいの魅力が、ダイビングにはある。いや、むしろそういうツライ部分があるからこそ、楽しい部分がより際立つのかもしれない。

最初は無重力感、浮遊感といった非日常を楽しむだけでも満足だった。また、面白い地形や珍しい魚などを眺めるだけで楽しかった。しかし、経験したタンクの本数が増えるにつれ、たくさんのダイバーに出会いたくさんの考え方や楽しみ方を教えてもらうと、私自身のダイビングに対する情熱や楽しみ方の幅がどんどん広がっていくのがわかった。
ダイビングの楽しみ方は、ダイバーの数だけあるといっていい。枠に決められた楽しみ方は存在しない。若年層からリタイヤされた初老のご夫婦まで、幅広い年齢の方が楽しんでいる。
ダイビングはスポーツだと思う人がいるかもしれないが、私はダイビングはスポーツではなくレジャーだと思う。最低限のルールはあるが、それ以外は何も決まり事が無い。それに故に、奥が深い。ダイビングを続けていれば、きっと自分にあったダイビング・スタイルが見つかると思う。それがダイビングの醍醐味だ。

今までであったダイバーの中で強烈にインパクトがあったのは、とある旅行先でのダイビングでご一緒した68歳の女性ダイバーの方である。この方はご主人を亡くされてから世界中を旅行されており、世界一周はもちろんのことアマゾン川で川下りをしたり、南極大陸に行ったり、それはもう激しい体験談をいろいろ聞かせていただいた。そんな彼女も、ダイビングにハマりその魅力に取り憑かれてしまったという。(ダイビングに年齢は関係ないとは本当だな、と思った)

ダイビングを始めてから変わったことは、いつでも海のことを考えるようになった事だろうか。テレビを見てる時も運転中も風呂に入っている時も、いつでも「次どこで潜ろうかなぁ」とか「今ならどんな魚が見れるかなぁ」と次のダイブの期待に胸を膨らませている。
エントリー直前風景。
このドキドキ感がたまらない!

これを読んでちょっとでもダイビングの面白さがちょっとでも伝わった人がいたら嬉しいと思う。その気があるなら、一緒に快感への扉を勢いよく開けましょう。
ツマンナイ人は放っておいて、さぁ楽しみましょう!日本は素晴らしいダイビングスポットに囲まれた国ですよ!!

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