始めよう!
ダイビングを始めるにはどうすれば良いの? [ 2003/07 ]

じゃあ早速ダイビングを始めよう!
と思い立った人、ちょっと待ってください。ダイビングを始めるには、「Cカード」とよばれるライセンスが必要です。このカードは自動車の運転免許証のような資格ではないのですが、ショップのツアー等で必ず聞かれますので取得しておく必要があります。

Cカードを取得するには、ダイビングプロショップに通ったり、または海外のリゾートで取得できるツアーを利用する方法があります。リゾートでの取得は安くて便利なイメージがありますが、ダイビングはその場限りで習得できる技能ではありません。
一方プロショップは、入門者を一人前のダイバーになるまで安全に育て上げてくれる心強い味方ともいえます。長いダイビング人生においてスキルアップのための継続的指導を受けるためにも、その場限りのリゾートスクールではなく信頼のおけるプロショップスクールで講習を受ける方が良いかなぁ、と思いますが、その辺はご自身のご判断で。ダイビングは「オウン・リスク」のスポーツなのです。ダイビングは命に関わるスポーツであることをお忘れなく。

プロショップやプロスクールは、各々がダイビング団体に所属しており、あるスクールでライセンスを取得すると、そのスクールが属する団体のライセンスが発行されます。逆に言えば、ある団体のライセンスが欲しいと思ったなら、その団体に属しているスクールに入校しなければなりません。
なお団体により取得できるライセンスは異なりますが、多少の違いはあるものの基本的には取得方法や手順、金額などは同じなので、どこのCカードを選ぶか迷う必要はそんなに無いと思います。しかし、取得しようとしているライセンスが、国際免許であることは重要です。でないと折角世界のダイビングスポットにでかけても、潜れないなんてことにもなりかねません。
なお私が取得したのは、国際団体「SSI」の「Cカード」と呼ばれるダイビング・ライセンスです。

※ダイビング・ライセンスはダイバーの熟練度や技能、経験によってレベルアップが可能です。レベルの種類や経験値の詳細については、ここでは割愛します。

※費用は場所によって異なりますが、おおよそ\50,000 〜 \70,000程度ではないでしょうか。ただし、この費用に機材のレンタル代や宿泊費など、どこまでカバーしているのか要チェックです。
ライセンス取得までの道のり(例)
ライセンス取得の前に体験してみよう!

ダイビングを行うと、人間は精神的にも肉体的にもストレスを強いられます。例えば気圧変化の為、耳が激しく痛くなったりする場合があります。これは個人の体質の差(慣れもあるでしょう)なので、人によっては全然痛くない、あるいは逆に痛みに耐えられないかもしれない。つまり、やってみて初めて自分がダイビングに適していなかった・・・と判明する可能性もあるのです。

そんな悲劇?を避ける為に、私は事前に「体験ダイビング」を行うことをオススメします。体験ダイビングとは、たいていのダイビングショップなら行っています。予算はレンタル費を全て含めて15,000円程度です。これはライセンスを持っていない人を対象に行うダイビングの予行演習みたいなものだと考えてよいでしょう。予行演習と言っても、実際に器材を背負って海に潜りますから普通のダイビングと同じ経験が積めます。何が違うかと言えば、インストラクターの方と少人数で(できればマンツーマンで)潜ります。ダイビングは基本的にガイドさんやインストラクターに頼るスポーツではありませんが、体験ダイビングの場合は手取り足取りバックアップしてくれるでしょう。

この体験ダイビングで自分がダイビングに適しているのか適していないのか、はっきりと見極めることができると思います。せっかく大枚はたいてダイビングを始めるのですから、ライセンスを取得するかどうかの判断は、この後でも遅くはないでしょう。あるいは、沖縄などのリゾート地に行く機会があったらオプションでツアースケジュールに入れるのも良いかもしれません。

SSIのOWカード

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